野球肘は接骨院にご相談ください

文責:院長 柔道整復師 黒澤彰

最終更新日:2023年06月26日

1 野球肘について

 投球動作の繰り返しによって肘を痛める事を総称して野球肘と呼んでいます。

 野球肘は正式名称ではなく、肘に関連する複数の病名を含む総称です。

「肘を痛める」といってもその症状は様々で、大きく分けて肘の外側が痛むもの、内側が痛むもの、肘の後ろが痛むものがあります。

 肘の外側では、骨同士がぶつかる事によって、骨・軟骨が剥がれたり痛んだりします。

 また、肘の内側では、靱帯や腱が引き伸ばされる事で軟骨などに影響が出ます。

 骨が未成熟な子どもは、投球による肘のダメージを受けやすく、野球肘が起こりやすいと言われていますが、骨が成熟している大人でも起こり得るものです。

2 野球肘の原因

 ボールを投げる時は、肘に大きな力が加わるのですが、その動作を繰り返し行い、肘に過剰な負荷がかかる事が原因で野球肘を引き起こすと言われています。

 つまり、使い過ぎによって生じる障害です。

 投球の際のフォームが悪いと、肘にかかる負担も大きくなりますので、投げ過ぎだけが野球肘の要因であるとは限りません。

 肘への負担が少ないフォームで投げれば、同じ投球数であっても肘への負荷を抑える事が出来ます。

3 野球肘を放置するリスク

 投球中に痛みが出て来たとしても、「もう少し投げられる」「我慢して練習を続けたい」という気持ちから、痛みを我慢して投げ続けてしまう事もあるかと思います。

 このように野球肘を放置してしまいますと、靭帯が骨に影響を及ぼしたり軟骨が磨り減るなど、どんどん深刻な事態になる事が考えられます。

 悪化すればするほど改善までに時間がかかりますし、その間投球を中止しなければいけなくなり、本来のパフォーマンスを取り戻す事が容易ではなくなってしまう恐れがあります。

 痛みや違和感がある場合は、早めにケアをする事で重症化を予防出来る可能性が高まりますので、痛みを我慢せずに接骨院などにご相談ください。

4 野球肘に対する施術

 当院では、痛みが出ている部分に対して機器を使って炎症を抑制したり、筋肉の緊張を緩めたりして、痛みの緩和を図ります。

 また、野球肘を引き起こしやすいフォームの改善の為には、筋肉の柔軟性を高める事が大切になって来ますので、硬くなっている筋肉をほぐして柔軟性を高め、関節が滑らかに動くように整えて行きます。

 機器を用いて回復力を高める働きかけを行い、柔軟性を強化したり、投球フォームのチェックをする事で野球肘の再発防止になるように、しっかりとサポートさせて頂きますので、野球肘でお悩みの方は、一度当院にご相談ください。

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