ストレートネックでお悩みの方へ

文責:院長 柔道整復師 黒澤彰

最終更新日:2024年02月22日

1 ストレートネックについて

 頸椎は、本来前方に緩やかにカーブ(前弯)することで、頭の重さを分散させています。
 このカーブが小さくなったり、真っ直ぐな状態になっていることをストレートネックと言います。
 最近では、スマートフォンの普及でスマホの画面を見る機会が増えたことによって「スマホ首」と言われたりもしています。
 頸椎が真っ直ぐな状態ですと、頭の重さが分散されないため、首にかかる負荷が大きくなり、首から肩のコリや頭痛、めまい、眼精疲労といった様々な不調を引き起こす原因となる可能性があります。

2 ストレートネックの原因として考えられること

 うつむいたような前傾姿勢を長時間続けることが原因だと言われています。
 前傾姿勢は、頭の重さによって首の後方や周辺に大きな負担がかかる姿勢です。
 この前傾姿勢を長時間続けると、ストレートネックの原因になる可能性があります。
 その他にも、枕が高すぎて自分に合っていない場合や、猫背の姿勢や骨盤の後傾による身体の全体の歪みがストレートネックの原因になっていることがあります。

3 ストレートネックを放置することによるリスク

 ストレートネックをそのままにしてしまいますと、腕から指先の痺れや、めまい、自律神経失調症などを引き起こす恐れがあります。
 これは、ストレートネックのせいで頭から首を支えている筋肉や、首に繋がる背中の筋肉が緊張してしまい、血流が悪くなったり周囲の神経を圧迫したりするためです。
 またストレートネックの状態で、パソコンや料理、読書などの手元で行う作業を頻繁に行うと、首や肩にコリが発生し、コリから来る頭痛や眼精疲労などを引き起こすことにも繋がります。
 お身体に様々な影響を及ぼすことになってしまいますので、ストレートネックの疑いがある場合は、お早めに当院にご相談ください。
 ストレートネックは、普段の姿勢の癖が原因となっている場合が多く見受けられますので、それらを改善して、ストレートネックの再発を予防することも大切です。

4 ストレートネックに対する当院での施術

 ストレートネックに起因する痛みや不調は様々ですので、まずはお一人お一人の状態を確認し、原因を探った上でその方に合った施術方針を判断して参ります。
 どの部分に負荷がかかっていて、どこにアプローチをすれば良いのかなどを判断し、筋肉の緊張を緩和させるための施術や、可動域の制限を緩和するための施術を行い、症状と状態の改善に努めます。
 ストレートネックは、普段の生活習慣が原因になっている場合も多いため、丁寧にカウンセリングを行い、必要に応じて運動やストレッチ等の日常生活でのアドバイスを行うなどの再発防止にも力を入れています。

PageTop